
慢性膀胱炎とは、膀胱の炎症が慢性化している膀胱炎のことで「急性膀胱炎」と同様に、細菌感染が原因で起こるものです。
急性膀胱炎と比べると、慢性膀胱炎の場合には「大腸菌」以外の細菌が原因となる割合が高いという特徴があります。
慢性膀胱炎の原因となる主な細菌としては「緑膿菌」「腸球菌」「ブドウ球菌」「結核菌」などがあり、単一の細菌のみに留まらず、同時に複数の細菌に感染しているケースも見受けられ、急性膀胱炎よりも病状は一層深刻化しているといえるでしょう。
慢性膀胱炎は、尿の流れが滞りがちで、感染が持続する状態においてかかる可能性が高まるため「前立腺肥大症」や「前立腺ガン」「膀胱結石」といった病気のほか「尿道カテーテル」を挿入している患者さんにも発症するリスクが高まります。
症状としては「頻尿」「残尿感」「下腹部不快感」「排尿痛」「白濁尿」「血尿」などがあり、急性膀胱炎と同様の症状が継続したり、繰り返し起こったりするという特徴がありますが「自覚症状がほとんど見受けられない」というケースも少なくありません。
ところで、慢性膀胱炎には「慢性単純性膀胱炎」「間質性膀胱炎」「複雑性膀胱炎」という3つの種類があります。
1つ目の「慢性単純性膀胱炎」とは、急性膀胱炎の症状が慢性的に続く膀胱炎のことです。
慢性膀胱炎の中ではもっとも病状が軽く、中年女性に多い疾患であるといわれています。
2つ目の「間質性膀胱炎」とは、膀胱の上皮と筋肉の間にある「間質」という部分が炎症を起こし、それが持続する慢性膀胱炎のひとつです。
慢性膀胱炎の中でも症状が重く、特に痛みが辛い膀胱炎であるといわれています。
細菌感染で起こる膀胱炎ではないため、尿検査では異常が見られないという特徴があり、他の膀胱炎と同じように抗生物質を服用しても効果はありません。
3つ目の「複雑性膀胱炎」とは、排尿障害を引き起こす病気や、尿道カテーテルの挿入などといった、何らかの基礎疾患や背景因子がある場合に発症した慢性膀胱炎のことをいいます。
大腸菌のほか「緑膿菌」「腸球菌」「セラチア」「エンテロバクター」といった細菌への感染を繰り返すという特徴があります。
膀胱炎とその対策では、膀胱炎とその対策について解説しています。ぜひガイドとしてお役立て下さい。
慢性膀胱炎とは、膀胱の炎症が慢性化している膀胱炎のことで「急性膀胱炎」と同様に、細菌感染が原因で起こ・・・・